今回は、実際にコマンドプロンプトを使っていくつか簡単なコマンド(命令)を入力し、PCを操作してみましょう。まずは「コマンドプロンプト」を参考にコマンドプロンプトを起動しましょう。起動できたらタスクバーやスタートメニューにピン留めしておくか、デスクトップにショートカットを置いておきます。
最初にすること
起動したら、まず最初にカレントディレクトリを確認しておきましょう。プロンプトの部分がC:¥Users¥Homeとなっていたら問題ありません。C:¥Windows¥system32などとなっていれば、別方法で起動し直すか、以下のようにコマンドを入力し、Enterキー(↵)を押します。(>記号はプロンプトを表しています。)
> cd %homepath% ↵

Enterキーを押すと、プロンプトがC:¥Users¥Homeに変わります。これで準備完了です。
コマンドを入力・実行してみましょう
まずは、カレントディレクトリ内のディレクトリとファイルの一覧を見てみましょう。ディレクトリの一覧を表示させるには「DIR」というコマンドを使います。コマンドの入力には大文字、小文字は区別しませんが、半角英数、もしくは直接入力モードで入力します(いわゆる1byte文字です)。
またコマンドを入力しただけでは処理は実行されません。コマンドを入力した後に必ずEnterキーを押してください。このEnterキーがコマンド実行の合図になります。Enterキーを入力するまではコマンドは何度でも修正できます。
ではコマンドを入力してEnterキーを押してみましょう。
> DIR ↵
そうすると、下の図のようになにやらたくさんのテキストが表示されます。内容をよくみてみるとカレントディレクトリ(ここではHomeディレクトリ)に保存されているディレクトリ名が表示されていることがわかります。

確認のためにエクスプローラーを開いて、Homeフォルダーの中を確認してみましょう。一部表示されてなかったり、日本語名が英語名になっているものもありますが、概ね同じディレクトリが表示されているはずです。また、CUI特有の特殊なディレクトリ名の.(ドット)..(ドットドット)はコマンドプロンプト側には表示されていますが、エクスプローラー側には表示されていませんね。

コマンドプロンプトのDIRコマンドはディレクトリやファイルの一覧表示をしてくれます。そこで表示される情報は、普段私たちが見ているWindowsと同じものなのです。このことからコマンドプロンプトでWindowsを操作できることがわかります。
では、次に別のディレクトリの一覧情報を見てみましょう。まずはcdコマンドでカレントディレクトリを変更します。次にDIRコマンドで一覧を表示します。
> CD Documents ↵
> DIR ↵

実行できたらプロンプトを確認します。CDコマンドの働きでカレントディレクトリはHomeからHome¥Documentsに変わっています。カレントディレクトリを変更したときはプロンプトなどで、意図通りに変更できているか確認する癖をつけましょう。
一覧に表示されるディレクトリ名やファイル名、またはその数は人それぞれですが、ドキュメントディレクトリの内容が表示されていることがわかると思います。上図では1個のファイルと3個のディレクトリが表示されました。ぜひエクスプローラーでドキュメントディレクトリを開いてコマンドプロンプトの画面と比較してみてください。
このようにDIRコマンドでディレクトリの一覧を表示、CDコマンドで、表示されたディレクトリの一つにカレントディレクトリを変更。さらに一覧表示して…。
この方法を使えば、エクスプローラーと同じくパソコン中のディレクトリとファイルを表示させることができます(しかもマウスを使わずに)。
おまけ TREEコマンドで階層表示させよう
最後におまけでTREEコマンドを使ってみましょう。TREEコマンドはディレクトリ内を階層表示するコマンドです。ディレクトリの相関関係を把握したり、作業対象のディレクトリのパスを確認するときに使うと便利です。
> TREE ↵
コマンドを入力し、Enterキーで実行します。すると下図のようにC:の内容が樹形図(ツリー図)で表示されます。

これだとどのディレクトリがどこに保存されているか一目瞭然ですね。表示が一画面では収まらないと思いますので、スクロールバーをマウスで操作して遡って見てください。(もちろんキーボードでスクロール操作する方法もあります。)
まとめ
今回はいくつかのコマンドを試してみました。どれも簡単に実行できたと思います。CD、DIR、TREEはどれもよく使われるコマンドです。コマンドを使ってコンピュータを操作する感覚を掴んでおきましょう。
