DIRコマンドは、ファイル名やディレクトリ名を一覧表示するコマンドです。第1パラメータにパスを指定した場合、指定したディレクトリ内の一覧を表示します。また、第2パラメータにスイッチを指定することにより、様々な表示方法に切り替えることができます。パスは絶対パス、相対パス共に使用できます。第1パラメータ、第2パラメータ共に必要なければ省略できます。
書式:DIR [パス名] [スイッチ]
パス名
パスを指定すると、カレントディレクトリ以外であっても指定したディレクトリ内のディレクトリ・ファイルの一覧が表示されます。つまり、ディレクトリ・ファイルの一覧をみるだけならカレントディレクトリを変更しなくてもよいということです。
> DIR C:¥Users¥Home¥Documents
> DIR Documents
上記のコードは上が絶対パス、下が相対パスで書かれたものですが、処理結果はどちらも同じになります。Homeディレクトリがカレントディレクトリの時、どちらもカレントディレクトリを変更することなくDocumentsディレクトリ内の情報を表示します。

また、パスがわからない場合エクスプローラー などから対象のフォルダをドラッグ&ドロップすることでパスに変換入力してくれます。パスの記述に慣れないうちは活用してみてください。

パスを省略して記述しない場合、DIRコマンドはカレントディレクトリのディレクトリ情報を表示します。「コマンドを入力してみよう」で試したDIRはパラメーターを設定しませんでしたから、カレントディレクトリのディレクトリ情報の一覧が表示されたのです。

スイッチ
スイッチを設定するとDIRコマンドの振る舞いを変更することがででます。表示する情報の量を変更して1行中にたくさんのディレクトリ名を表示させたり、特定の属性をもつ、ファイルを表示・非表示にしたりできます。
コマンドはシンプルな働きをするものが多いですが、このスイッチによって、よりたい機能なプログラムとして動作させることができます。なるべくたくさんのスイッチを覚えておいた方がよいのはよいですが、まずは太文字のスイッチから覚えていくとよいでしょう。それ以外のものは自分の使い方に応じて、随時追加して覚えていきましょう。
スイッチ一覧
| オプションの種類 | 機能 | ||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| /? | コマンドの使い方を表示する。 | ||||||||||||||||
| /b | ファイル名やディレクトリ名だけを表示。見出しや要約はつかない。 | ||||||||||||||||
| /c,/-c | ファイルサイズを3桁区切りで表示する(-で表示しない)。 | ||||||||||||||||
| /w | 一覧をワイド表示形式で表示。ただし、表示される情報はファイルとディレクトリの名前だけになる。 | ||||||||||||||||
| /d | 上記の「/w」オプションと同じだが、「/d」オプションは縦に並ぶ。 | ||||||||||||||||
| /l | 大文字で記述されているファイル名やディレクトリ名でも小文字で表示する。 | ||||||||||||||||
| /n | ファイル名を右端に置いた一覧形式で表示。 | ||||||||||||||||
| /p | 一覧を一画面づつ表示。任意のキーを押すと次の画面が表示される。 | ||||||||||||||||
| /q | ファイルの所有者情報を表示 | ||||||||||||||||
| /r | ファイルの代替データストリームを表示 | ||||||||||||||||
| /4 | 4桁の数字で年を表示する。(例:2020) | ||||||||||||||||
| /s | サブディレクトリを含めてファイル名やディレクトリ名を表示する。 ルートディレクトリを対象に指定すると出力が大変な行数になるので注意。 |
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| /x | NTFS、及びFATボリュームに生成されたショートファイル名も表示 | ||||||||||||||||
| /a:属性 | 指定した属性を持つディレクトリとファイルの名前だけを表示。属性を指定せずに「dir /a」とすると、隠しファイルとシステムファイルを含めて全てのファイルの名前が表示される。 属性は、スペースで区切らずに任意に組みまわせて指定可能。 属性文字
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/o:属性 | ディレクトリ名とファイル名の表示順序を並べ替える。 「/o」オプションを指定しないと、FAT、またはディレクトリ領域に記憶されている順に表示される。表示順序を指定せずに「/o」オプションだけを指定すると、アルファベット順に並べ替えられて表示する。属性は、スペースで区切らずに任意に組みまわせて指定可能。
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| /t:属性 | 表示する時刻フィールドを指定。指定した時刻フィールドは並べ替えにも影響する。
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まとめ
記念すべき最初のコマンドとなりました。DIRコマンドは大抵の使用者が頻繁に使用するコマンドです。次から登場するいくつかのコマンドと組み合わせて、Windowsでいうエクスプローラー の役目をします。ですのでしっかりと使えるようにしておきましょう。
またDIRコマンドの能力を十分に活かすにはパスの知識が不可欠です。パソコン内部のディレクトリ構造を常に意識して、どこにどんなディレクトリがあるのか、表現できるようになりましょう。




















